自己居住用として使っていない空き家とはいっても、大切な資産であることに変わりはありません。
そのためできるだけ高い価格で買取をしてもらいたいというのは誰もが思うところですが、そのために有効なテクニックをいくつか試してみましょう。
まずは次のオーナーがあまり手をかけなくても入居できるようにすることが挙げられます。
具体的には敷地内の除草をしたり、ハウスクリーニングで内部をピカピカにしたり、故障や修繕が必要な箇所をリフォームしたりすることです。
もちろんハウスクリーニングやリフォームの費用がかかりすぎて買取価格を上回ってしまうようでは意味がありませんので、あくまでも高値買取を目指すという目的を忘れないようにしなければなりません。
また買取ができる不動産会社もひとつではありませんので、複数の会社から査定を受けてみて、もっとも高額を提示した会社を選ぶという方法もあります。
場合によっては市町村が運営する空き家バンクに登録して、個人間売買を狙ったほうが高値になることもあります。
実家には自分の親が住んでいるから大丈夫と思っていても、いつまでも元気でいられるかどうかはわかりませんし、高齢になるとより暮らしやすい環境として施設へ移ることもあります。
そのような経緯を経て実家が空き家になってしまった場合には、速やかに準備をして管理を始めるようにしましょう。
空き家の準備でまず最初にしておきたいのが、家の中の掃除です。
多くの場合は不動産屋に相談して売却することになるでしょうから、家の中はできるだけきれいにしておいて損はありません。
掃除機や雑巾などを用意しておくのはもちろんのこと、捨てることになるであろうゴミをまとめるためにもゴミ袋を用意しておくと万全です。
家の中の掃除が終わったら、管理をするための計画を立てます。
もし自分や親族が定期的に通うことができるのであれば、お互いに分担してチェックできるような計画を立てるとよいでしょう。
それが難しい場合には管理業者に任せることをお勧めします。
業者が定期的に訪れて室内の続きや清掃を行ってくれるので状態を良く保つことができます。